この度、弊社において汎用性のある自動油圧バイスを開発販売することになりました。
2017年3月1日(水)にリリースいたします。
現在、「マシニングセンター」のほとんどがNC制御化され、自動運転が可能な環境の中で、依然バイスは手動式しか選択肢がなく、「段取り作業」省力化のネックになっております。
今回、(株)ロングパーツ殿より自動で把握できるバイスが作れないか?という引き合いがあり、自動油圧バイスを実設備として開発を進めることになりました。
自動化には加工対象物の浮き上がりを防止する必要があり、バイスメーカーである津田駒工業(株)殿と共同特許取得済み(特許第6012587)のプルダウン機構を搭載したV溝クサビ口金を採用することで加工対象物を引き込み「2面拘束」で浮き上がりを防止しました。
また、汎用性と作業性も重視し粗位置決め(ワークに合わせたおおよその幅)をステージピン方式とし、標準付属の基準プレートで固定基準をシフトし、大小の加工対象物をスピーディーに段取り作業ができます。
その後、(株)ロングパーツ殿に11台を製作納入し、現在も長尺加工物をメインにご使用いただき段取り作業の省力化に貢献しております。
なお、受注開始は2017年3月1日を予定しております。販売価格につきましてはオープン価格としますので、販売店を介してお見積りいたします。